■ 特徴 |
見直したい、日本が誇る園芸植物!
「深山霧島ツツジ」は、九州の火山性山岳の標高1000mを超える高地にのみ自生している日本の固有種です。
初夏、日当たりの良い斜面を花園に変える姿は、古から人々を魅了してきました。
坂本竜馬が、妻お龍と日本初の新婚旅行と言われる湯治旅行で霧島連山を訪れた際、「深山霧島ツツジ」の群落に感動し、その美しさを書き綴った姉への手紙が有名です。
高山性の植物ですが、耐暑性が高く平地でも良く育つ強健な性質から、江戸時代以降、鑑賞に優れた個体や「深山霧島ツツジ」を片親とする他の野生種との自然交雑種から、様々な園芸品種が発達しました。
単に「霧島」と呼ぶ品種群も「深山霧島ツツジ」を先祖に持ちますが、他の野生種の影響が大きく、樹姿、葉、花がいずれも大きく、花色の幅が広いことが特徴です。一方の「深山霧島ツツジ」は、高山植物特有の引き締まった樹姿、具体的には、丈が低く枝が密生し、耐寒性に優れること、小さく丸い葉や花が小さく可憐である特徴を色濃く持った品種群を「深山霧島」として区別します。
本種‘紅小町’は、濃い緑の葉を背景に、朱を帯びた濃紅色の花色が目を引きます。深山霧島系の中で、「紅色と言えばこの品種!」という、定番の品種です。 |
■ 置き場所・用土 |
1年を通して、戸外で管理します。
置き場、植付場所は明るい日陰や夏の強い西日を避けられる場所が適します。
水はけと水持ちの良い、酸性土壌を好むため、腐葉土等の腐植質と共に、鹿沼土など酸性の用土を3割程加えて植え床にします。
根が地表部に多く乾燥に弱いため、地表部には腐葉土やピートモスなどでマルチングし、地表の乾燥を抑えるように努めます。
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■ 水やり |
鉢植えの場合は、夏の高温期を除いて、乾いたらたっぷりと与えます。
根が地表部に多く乾燥に弱いため、夏は涼しい朝・夕の1日2回しっかりと与えます。
地植えの場合は、夏以外は基本的に水やりは不要ですが、夏の高温期に土壌が乾き過ぎないように、朝か夕方にたっぷりと与えます。冬場、晴天と乾燥が続く場合は、暖かい日の午前中に水やりをしっかりと行って下さい。 |
■ 肥料 |
鉢植え、地植え共に、開花後の6月にお礼肥を、2月に寒肥としてそれぞれ暖効性肥料を与えます。
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■ サイズ・その他 |
お届け:3号ポット 1鉢
※2枚目以降の写真はお届けイメージです。
※樹形・大きさには個体差がございますのでご了承の上お買い求め下さい。
※モニターの発色により花色が多少異なる場合がございます。 |