単体としては艶感が思いのほか素晴らしく、バッファオンでも自然かつ望ましいタイプ。 1ノブで回すごとにゲインと音量が上がる。同社EPよりも上がり方は派手。 後段歪を複数セットで音を作っている場合、ノブを回していくとそれなりにノイズも出すのでゲートなどの対策が安心。 ボード先頭でバッファ+ブースタで使用するか、歪の後ろ(プリアンプポジション)ないし最後段で音量アップブースターとして使うか、どちらも汎用性が高いと思う。 結果、現在はプリアンプポジション。 多くのプレイヤーさんがそうしているように、いままではここに同社EPブースターがいた。 中域主張で太く「らしい」響きになるが、もう一息音量が欲しい場合、必要以上のまろやかさと艶感が付加され、細かな歪み成分をスポイルする傾向が感じられる。 ここが気になっている方は、是非この位置に。 直前までに作り込んだ音に対し忠実かつ程よいツヤを足しつつ音量を上げられる。 先頭じゃないので触りにくいが右側面に配置されている4つのDIPで個性を変えられるのでそれぞれの帯域(デフォルトミッドブースト、ハイカット、ハイミドルブースト、ローミドルブースト、ベースブースト)を個別にコントロールできるので欲しかった出音調整がここでまかなえるのは便利。効き幅も大きい。 が、この位置で使うとノブが小さく音量調節がシビア。ゼロからほんの少しで一気に大きくなるので注意。 同社BBプリに性格が似ているとも思うが、省スペースはありがたい。 また前段までの歪みペダルのノイズをケアできていれば、踏みっぱなしで欲しいボリュームにした上で、後段にEPもいいかもしれない。 ボード先頭でのバッファ、ブースターとしてもシングルコイル機とのクリーンマッチングが素晴らしいが、ケンタ系バッファの併用や、歪み系ブースターが世にたくさんあるので、真価を発揮するのは意外にプリアンプポジションなのでは、、 その場合に本気を固定する場合、用途やセトリに応じて、先頭にSPコンプ、EP、その他ブースト用途のペダルを入れ替えることで幅は広がる。 先頭EP、次段ケンタ系、後段歪み群全オフからの本機でごくごくわずかに歪み成分を付加し、前ハムでJAZZ、、かなりエロい音色になります。 アンププッシュ用途以外はノブは控えめに、、ですね。
41分钟前