農薬不使用、有機栽培「はで干し」天日乾燥米。

純粋培養のような湧水と寒暖差。

島根県の中央、中国山地の山間に圃場を構え、ここより高い場所に農地はおろか、人も住んでいません。

田に流れ込む水は、清廉潔白そのもの。山々から湧くミネラルを豊富に含む伏流水を、直接引き込んでいます。

さらに登熟期には、昼間の高気温と夜間の放射冷却によって大きな寒暖が発生し、上質な旨味を作り出します。

自家採種の苗、原料厳選の有機肥料。

種は自家採取し、種もみから苗を育て、何度も代掻きした後に植えます。

一切の農薬を使わず、肥料は、飼料に疑問が残る、動物性堆肥を使いません。

有機肥料の原料の竹、落ち葉、草等は、人が居ない場所を選んで刈り、米糠、貝殻等と合わせ、3年以上熟成させて作ります。

「はで干し」天日の自然乾燥米。

収穫したお米は、「はで干し」と呼ばれる、天日による自然乾燥を行っています。

3週間から1ヶ月かけて、水分含量が約15になるまで、ゆっくり時間を掛けて水分を抜いていきます。

お米は、最後の最後まで生きています。だから、旨味が乗ったお米に仕上がるのです。

当園で生まれる、やや小粒なお米。

当園で実る「コシヒカリ」は、やや粒が小振りですが、その分、味わいは凝縮します。

通常、大粒で収量を求めるには、化学肥料(肥大化促進剤)で追肥を繰り返しますが、有機肥料で農薬不使用にこだわります。

そもそも「コシヒカリ」は、粒の小さい品種です。本来あるべき姿から逸れず、本質を引き出してあげることに注力しています。

作り手 ”岡田屋” さん(島根県)

中国山地の山間、辺境地で生まれるお米。

島根県中部、中国山地の山間、この圃場を訪ねるのは、極めて不便。

山上に位置し、狭い山道を掻き分け、タイヤを踏み外したら谷へ真っ逆さまな道も通り、辿り着ける場所にあります。

混じりっ気なく、新鮮で柔らかく、わさびが自生するほどに澄む湧水をそのまま引けます。

強健良質米のため、日々の地道な作業。

5月上旬、柔らかい土壌を作るため、トラクターで土の撹拌を繰り返します。

その後、泥水下の土表面を、柄振り(トンボに似たもの)を用い、手に伝わる感覚だけを頼りに、ならします。

重労働で、近年はこの作業を見なくなりましたが、張られた水深を均一にし、苗の根張りを良くし、生育の差を少なくし、丈夫な稲を作ります。

収量重視と決別する、米づくり。

ご自宅のDIY、その精巧さに驚きます。3mあろうか切株のテーブルや、暖炉、囲炉裏、檜風呂まで作ります。

頑固で職人気質。米づくりも化学品に一切頼らず、自らの手と中国山地の恵みだけで作り上げます。

大粒や収量重視の栽培と決別し、西日本で3本の指に入る食味値を叩き出します。これからも技術と手間を掛け、極みのお米を目指していきます。

島根県川本町産 有機JAS認証米 はで干し コシヒカリ 玄米【送料無料】

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