フロムスコープアパートメント
真鍮タオル掛け01

スコープアパートメントと呼ばれるスコープの撮影スタジオ、新しく建てたわけでもリノベーションしたわけでもなく、ただ賃貸物件を借りて、その空間をスコープのアイテムで満たしています。その場所で実際に生活をしながら物の使い方や使い心地を日々探求し、普段の生活を切り取るように撮影し、そこでの生活を文章にすることで商品を紹介しています。そんな生活のなか、僕は台所の戸棚にキッチンリネン類を掛けたくなったのです。それで自分なりに工夫して真鍮ネジ式をハンドル替わりに取り付けました。それで扉に色々なキッチンリネンを掛けられるようになったのですが、手拭きのタオルを掛けることができるフック、巨大なS字フックみたいな物があれば、もっと手を拭きやすくなるだろうと考え、プルーフオブギルドさんに試作をお願いしました。いくつかサンプルを作って貰ってじっくり試用を重ねていくなかで、真鍮タオル掛け01の形状が生活に馴染み、この型でいいなと思えたから製品化しました。でも、先のことはわからないので別型を出すかも？それで品名は真鍮タオル掛け01としたのですが、今の愛用具合から02が登場する可能性は低そうです。真鍮ネジ式フック1型に対し、真鍮タオル掛け01の入口部分（一番狭い部分）が少しだけ狭くなっているので、タオル掛けは外れにくいです。でも、そもそも外れ易い形状ではないので、直径11mm以下の棒であれば掛けて使用することはできます。つまり真鍮ネジ式フック1型と一緒に使っても使わなくても真鍮タオル掛けは使えるので、皆さんの生活に活用できそうな場所がありましたら、どうぞ取り入れてみてください。ちなみに素材は真鍮無垢ですから経年変化します。静かにゆっくり変化させたい場合は直接触らないよう取り出し、どこかに2週間ぐらいそっと放置した後に使い始めれば、触っても跡は付きにくくなりますし、変化も全体的に進んでいい感じに育って良いと思います。経年変化した表面をピカピカにしたい場合はいろいろ方法がありますからWEB検索してみてください。

真鍮ネジ式フック2型
でも使えるのかどうか？

真鍮ネジ式フックは全型ベースパーツ共通ですから、ベースパーツにつながるフロントパーツの太さも全型共通です。ですから、1型に限らず2型でも真鍮タオル掛け01を使用することはできます。3型はすぐに外れてしまいますから向きません。ただ、2型でタオル掛けを使う場合は少しだけ注意が必要です。1型に比べて2型は長いので、そこまで耐荷重が出ません。壁に直接ネジ止めできていれば余程大丈夫だとは思いますが、アンカーを打って石膏ボードに取り付けている場合、そこまで強度があるわけではないので、タオル掛けを先端に引っかけて引っ張るような力のかけ方をしますと、どんどん真鍮ネジ式フックの固定が弱まっていく可能性があります。掛けてある手ぬぐいやタオルを引っ張らない、特にタオルや手ぬぐいを取り換えるときに引っ張ってしまうことが多いと思いますから、そこは注意した方がいいかなって思います。

プルーフオブギルドにより
どれも作られているもの

プルーフオブギルドの竹内さんはデザイナーであり、ジュエリーの職人であり、いろいろな加工技術を持っている物づくりの達人です。スコープと一緒に商品開発をするとき、試作はいつも竹内さんにより製作されます。その試作をスコープで使い続けてみた結果をもとに、試作を調整し、時には新しく方向転換して作り直すことを重ねながら、少しづつ完成へと近づけていきます。アナログばかりの世界、リアルな世界のみでモノづくりが進んでいくプルーフオブギルドとスコープの商品開発です。そして、この真鍮タオル掛けについては、試作だけではなく販売する製品に関してもプルーフオブギルドによりすべて作られています。真鍮の棒をカットして、削って磨いて曲げ、そしてひとつひとつ刻印し、真空パックして完成していきます。それだからでしょうか？少し不思議な魅力が備わっていて多くの人に支持されるのだと思います。すべて手作りした料理は美味しいみたいなことに少し似ているのかもしれないです。だから、そんなに膨大な数量は生産できず200本ぐらい頑張って作ろう！みたいな感じの物です。

スペック

材質	真鍮
寸法	約W86.5×H132mm / 50g
生産	Made in Japan

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