■サイズ:約26×幅10×高さ4.5cm
■重さ:約350g
■素材:桐材、天然藍
■原産国:日本製・国産
天然藍染めの国産桐下駄
日常の暮らしから、ちょっとだけ距離をおいたところにある自分が一番自分らしくすごせる時間。遠くの入道雲を眺めたり、セミ時雨に耳を傾けたり、朝顔のからむ庭先の手入れをしてみたり。自然の風を感じながら思いのままに過ごせる至福の夏の午後。国産の木肌がやさしい桐下駄で散歩を楽しみませんか?鼻緒はこだわりの天然藍染めで仕上げた逸品です。
焼磨きの軽い桐材
「焼磨き」という技法で製造されています。木肌のやさしさや、足入れの感触、足触りを大切にしていますので、あえて塗装をせずツヤだしワックスで仕上げているのです。桐材は軽く昔から高級下駄材として多用されてきました。焼磨きという塗装ではだせない渋い質感と深い味わいが特徴ですが多少の色落ちがある場合がありますのでご了解ください。お手入れは乾拭きがオススメです。
下駄底
底はゴム張り仕上げとなっているので丈夫で歩いた時の音もうるさくなく、適度な心地良い音を響かせてくれます。
天然藍染め
天然藍は夏にまぶしい、鮮やかな色合い。日本の青、JAPAN BLUEを鼻緒に仕立てて桐下駄にすげてみました。
歩きやすい鼻緒
幅広の太い鼻緒は柔らかく足をしっかり押さえてくれるので足に馴染みやすく履き慣れていない方でも安心してお履きいただけます。前ツボ部分は違う素材の生地を使用しています。
藍師の技
藍生産農家さんを訪ねて
徳島県藍住町は名の通り、藍の生産の本場。吉野川の北にひろがる、この一帯に数十軒の藍生産農家があるそう。堤防からながめる町は本当にのどかで、美しい景色でした。でも、藍の生産が広まった理由の一つには、藍の収穫が多くなる季節の前ということで、この吉野川の水害も要因としてあるとの事です。
質にこだわる、白花小上粉
訪ねた生産農家さんは、なんと十九代目!まず、すごいと感じたのは「白花小上粉」。これはシロバナコジョウコと読み、藍の品種のひとつ。藍と一口にいっても色々な品種があり、他に扱いやすく収量も多い種類もあるのですが、ここの農家さんでは「色素の質がちがう」と頑としてこの白花小上粉にこだわっています。
すくもの製造
6〜8月にかけてに収穫した葉藍を細かく切って乾燥させて「寝せ込み」まで保管します。寝せ込みをさせる「寝床」で藍を山積みしながら水を打ちます。4〜5日もすると発酵で摂氏65〜70度もの高温となり目もあけられないくらいのアンモニア臭が立ちこめます。水打ちを管理するひとの事を「水師」といい、桶をつかって井戸水を使う、その道の匠です。「水道水は薬が入っとるでぇ」…しびれました。この水打ちのために井戸を5つ堀ったそう。80メートルほど掘るそうですから、凄いとしかいいようのない水へのこだわりです。
寝床につまれた藍の葉の事を一床といい、その一床が万遍なく発酵するように20回ほど水を打ったりしながら移動させます。これが、熱いんです。生きているんです。感動しました。この重労働を「切り返し」といい何と100日もつづき、この間藍はずっと発酵を続けているのです。床につまれた藍の熱さにふれてそれを実感しました。藍の葉は発酵を経て染料、つまり「すくも」となります。すくもは、俵づめされ出荷を待ちます。歴史を感じさせる敷地内は非常にきれいに清掃がいきとどいて少し神々しさを感じるほどでした。それを象徴するかのように寝床には、御神酒が飾られていました。
染め師の技
かくいち
白花小上粉にこだわった藍師佐藤家の屋号「かくいち」が印字された俵をまずよく踏んですくもをほぐしていきます。タライに出して1日風を通しておきます。
染め師の手が語る。
爪の色が藍に染まる。毎日毎日藍にふれている職人の手。素手で染めることのできる藍への誇り。藍への思い。
藍建て
一瓶に60リットルの灰汁とすくもを入れて仕込むことを「藍建て」といいます。すくもを溶けやすくするために75度のお湯を加えるなど最初の仕込みだけで夏場で1週間、冬場だと10日もかかる工程です。神棚には「愛」と「藍」をかけて愛染明王がお祀りされています。藍建ての際に入れるお酒はこの御神酒を使います。
職人の聖域
瓶は一段と高いところに作られています。「土足厳禁」ひとつの作業が終わるごとに、まるで我が子を愛しむかのように瓶の周りを丁寧に何度も雑巾がけをする藍師に藍への深い思い入れを感じます。ここは真剣に藍と向き合う職人だけの聖域。
藍の華ですべてが決まる。
藍は生き物だと言います。毎日3時間おきに、かくはん作業を続けて染めを見極めます。苛性ソーダやぶどう糖などは使わず、頑なまでに灰汁と石灰だけ。防虫、防臭、保温、保湿の効果があるという藍染め。でも「化繊は染まらない」自然のものだからか天然繊維しかそまらないと言います。
昔ながらの染めにこだわる。
元旦の早朝、人型に切った和紙を染めてその一年を占う「初染め」をします。昔ながらの染めを守り続けているのです。水道の水は塩素のニオイがつくからと地下水にこだわっています。きれいで豊かな水があってこその仕事。「染め上がると藍のいい香りがしますよ。」えっ?藍の香り…?奥の深さに感心するばかりです。
深く濃い藍染めの探究
「ウチは昔ながらの染め方。人にも生地にもやさしいから素手でも触れる。何回も染めて濃い色に仕上げられる。口に入れても大丈夫。」と、真っ青に染まった指を口に入れてニコリと笑う職人。驚きました。なるほど、これなら安心。1日に12回、室内干しをはさんでもう1日、何と合計24回も繰り返し染め上げられた生地なのです。数十回染められた生地でもその断面を調べると、中は染められておらず白いそうです。ところが数年経って同じように調べると生地の断面はきれいに藍色にかわっているのです。つまり、染められた後も藍は生きていて生地に染み込み続けるということ。年月を追うごとに変化する光沢、色合いもお楽しみいただけるかと思います。
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メッセージカード、熨斗について
熨斗(のし)、メッセージ対応をご希望の場合は、ご注文の際ショッピングカート内のご記入欄に、メッセージ、熨斗の表書き・お名前をお書き添えください。
※ご用命のない場合にはメッセージカード、熨斗はお付けしません。メッセージカードはその時々で変わります。
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カラー |
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ブランド名 |
虎斑竹専門店 竹虎 |
メーカー型番 |
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素材(生地・毛糸) |
桐材、天然藍 |
代表カラー |
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原産国/製造国 |
日本 |
49分钟前
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